【第43回】シロとトラが教えてくれたこと

はやいもので、
保健所からシロとトラが
我が家にきて4年が過ぎます。

散歩もできないほど
怯えていたのが、

今では 散歩用のリードを見せると
「自分も行く」と意思表示を
するまでになったし、

ビクビクしながらも不器用に
甘えたい感情を少しずつ
表現できるようになりました(^-^)

 

人になれさせようと
無理にスキンシップを図っていた頃は
改善するどころかますます怯え、

パニックを起こして失禁したり
噛みついたりしたので、
方法がわからなくなっていました。

 

頭をかかえた私は、
これも個性だし自分のペースで
いいのではないかと思えるようになり、

寄り添いながらただ待つことを
自然とはじめていました。

 

すると徐々に2匹との距離が
縮まる感覚がありました。

それに関連して、
家庭でも職場でも、

人間関係に 不安を感じたら、
とことん話せば分かりあえるばずと

努力していた私のやり方は、
知らずしらずのうちに相手に
圧迫感や嫌悪感を
与えていたかもしれないと
思うようになりました。

 

妻にこのことを相談すると、

「 出会った当初は、
『価値観が違えば
とことん話し合おう』って
グイグイ迫ってくるのが
正直きつい時もあったよ。」

と告白され、
「あ~…」と
嘆きに近い溜息と反省(_)

 

コミュニケーションは
大事だと思いますが、

相手の状況を見ながら待つ、
思いやりの大切さを
シロとトラに教えてもらいました。

 

シロちゃんトラちゃん、
ありがとう!