【第33回】シロとトラの個性②

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シロとトラが我が家に来て
2018年3月で満3年。

2匹が自分から私に
寄ってくることはないけれど、

話しかけて抱き寄せて
ゆっくり長時間撫でていると、
落ち着き、優しい顔になります。

終わると耳を下げ
「もう行っていいの?」
という顔をして去っていきます。

最初の頃のように、
触れてもパニックに
ならなくなりました。

かむこともなくなりました。
失禁することもなくなりました。

近くに寄るまで
逃げなくなりました。

ほんの少しずつだけだから
気づかなかった変化も、

3年経って振り返ると
大きく進んだことに気づきます。

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以前は、私自身が2匹の
ことを理解できておらず、
接し方自体に問題がありました。

犬は群れをなす
縦社会の生き物であるからと、

私をかんだ時などは
怒ってみせ、

2度とかまないように
ボス的な振る舞いをしたり、

積極的に変化するよう
求めれば求めるほど
彼らからすると窮屈な環境に
なっていったのでしょう。

より2匹は私と
距離を取るようになりました。

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アメリカのベストセラー、
【アニマルマッドネス】

7か国語に翻訳された
有名な本の著者が
言っていたのですが、

動物も人間と同じように
心の病があり、精神疾患が
存在する、というのです。

もし、シロとトラも我が家に
来る前にトラウマなどの
心の病になっていたならば、

今までの私の接し方は
間違っていたと思うようになり、

シロとトラも
少しずつ変わってきました。