シロとトラが我が家に来て
2018年3月で満3年。
2匹が自分から私に
寄ってくることはないけれど、
話しかけて抱き寄せて
ゆっくり長時間撫でていると、
落ち着き、優しい顔になります。
終わると耳を下げ
「もう行っていいの?」
という顔をして去っていきます。
最初の頃のように、
触れてもパニックに
ならなくなりました。
かむこともなくなりました。
失禁することもなくなりました。
近くに寄るまで
逃げなくなりました。
ほんの少しずつだけだから
気づかなかった変化も、
3年経って振り返ると
大きく進んだことに気づきます。
以前は、私自身が2匹の
ことを理解できておらず、
接し方自体に問題がありました。
犬は群れをなす
縦社会の生き物であるからと、
私をかんだ時などは
怒ってみせ、
2度とかまないように
ボス的な振る舞いをしたり、
積極的に変化するよう
求めれば求めるほど
彼らからすると窮屈な環境に
なっていったのでしょう。
より2匹は私と
距離を取るようになりました。
アメリカのベストセラー、
【アニマルマッドネス】
7か国語に翻訳された
有名な本の著者が
言っていたのですが、
動物も人間と同じように
心の病があり、精神疾患が
存在する、というのです。
もし、シロとトラも我が家に
来る前にトラウマなどの
心の病になっていたならば、
今までの私の接し方は
間違っていたと思うようになり、
シロとトラも
少しずつ変わってきました。