【第44回】春の贅沢な日曜日

春の陽気が心地よい。
ゆっくりとした時間を読書で楽しむ。
その脇をシロとトラが遊びまわる。

代わり映えしない、いつもの日曜日
だけれど、ささやかな幸せを感じる。

「シロちゃんトラちゃん、キミたちは
毎日が日曜日でいいね~」
と、ぼやいてみる(˘ω˘)

2匹は怯えたり噛んだりすることは
なくなり、かなり進歩した。

近づこうとすると、
すぐに小屋ににげるくせに、
遠巻きに私を見ては
シッポを振る姿がいじらしい。

家の中はボロボロにかじるし、
網戸、お庭をめちゃくちゃにするし、
時にひどい兄弟喧嘩をしては
僕を困らせるけど、

心をこんなに満たしてくれる、
キミたちが僕の宝物!

ありがとう。

…でも、こんないたずらは
もう止めてね…

「ハウス!涙」(‘Д’)

------------後記------------

彼らが我が家にきた時の
予定では、1年程度で
「人間不信の2匹がこんなに
心を開くようになりました!」
となる目論見でしたが、
すでに3年。

何をやっても心を開かない彼らに
ホトホト困り悩んだはて、
これも個性だからしょうがない、
のびのびしてくれれば
それでいいと思えた途端、
彼らは心を開き出したように
思います。

せっかちな私は、彼らを通して
相手のペースで寄り添い、
愛情を持って信じて待つことの
大切さに気付くことができました。